受賞ラッシュ

研究室の矢内さんがSCIS論文賞を取った。驚くべきことに,CSS論文賞に続く二冠だという。うちの研究室では,7月にもGさんがDICOMO優秀プレゼンテーション賞に輝くなど,受賞が相次いでいる。今更ではあるが,自分なんかが居ていいのかと,少し不安になるくらい,凄い研究室なのである。

矢内さん受賞の報に接して,1つ気付いたことがある。それは,自分が妬みや悔しさを全く感じていないということ。これは,矢内さんが自分と年齢,経歴が全く異なるためだと思う。要するに,自分とは住む世界が違う=競合しない,と決めてかかっているのである。しかし,曲がりなりにも同じ分野で研究しているのに,そのような決めつけは不味いのではないか。少なくとも,司法試験を受けていた頃の自分は,こうではなかった。当時の自分は,あらゆる成功者に対し,見苦しく嫉妬し,自己嫌悪に七転八倒していた。そして,そのような感情こそが,自分に実力以上の力を出すことを許したのである。

もし仮に,自分がそうした感情を抱かなくなった原因が,現状に対する満足感にあるのだとしたら,これ以上に恐ろしいことはない。安閑は心の死である。だから僕は,誰であろうと激しく妬み,かつ,獰猛に挑み掛かって行かなければならないのである。

田中一哉

1969年東京生まれ。早稲田大学商学部卒。筑波大学大学院システム情報工学研究科修了(工学修士)。2007年8月 弁護士登録(登録番号35821)。現在,ネット事件専門の弁護士としてウェブ上の有害情報の削除,投稿者に対する法的責任追及などに従事している。

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