四十路の夏休み

去年までお盆休みしかなかった僕にも,今年は夏休みがある。大学が7月31日を以て,夏休みに突入したからだ。休みといっても仕事はあるし,2週間に1度は指導教官に研究の進捗状況について報告しなければならない。だから,全くフリーというわけではないが,それでも肩の荷が半分下りたような開放感がある。

春学期を振り返ってみると,働きながら大学に通うというのは,やはり大変なことで,正直なところ僕は心身ともにくたびれ果てていた。だから,大学に入る前の状況に戻っただけでも,体重が半分になったかのような身軽さを感じるのである。

思えば,青春時代の夏休みは,いつも何もしないまま,ぼんやりと過ぎて行くのが常だった。でも,あれから20年を経た今,僕は自分の持ち時間が,もう残り少ないことを知っている。だから今なら,あの頃とはひと味違った夏休みが過せるのではないか?そんな風に,ちょっと自分に期待しているのである。

田中一哉

1969年東京生まれ。早稲田大学商学部卒。筑波大学大学院システム情報工学研究科修了(工学修士)。2007年8月 弁護士登録(登録番号35821)。現在,ネット事件専門の弁護士としてウェブ上の有害情報の削除,投稿者に対する法的責任追及などに従事している。

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