海外サーバに対する発信者情報開示請求

受任中の事件について,海外サーバの管理者に開示請求してみた。
結論としてはリジェクトされたが,返信には「判決文のコピーを送ってくれれば検討するよ」的な留保が付されていた。

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この文面を見る限り,判決(決定)さえ得れば,開示に応じて貰えそうである。
そして,海外サーバであっても,仮処分の決定を得ることはもう難しくない
さらに,手続きに要する時間も,海外送達になるとはいえ,3週間程度で済むそうである(これは先日K先生に教えて貰った)。
こうしてみると,もはや海外サーバだからといって,開示請求に大きな障害はないように思われる。

H26.2.23追記
上記とは別会社であるが,アメリカ企業に対して削除&発信者情報開示仮処分を申し立て成功した。詳細はこちらのエントリーを参照されたい。

田中一哉

1969年東京生まれ。早稲田大学商学部卒。筑波大学大学院システム情報工学研究科修了(工学修士)。2007年8月 弁護士登録(登録番号35821)。現在,ネット事件専門の弁護士としてウェブ上の有害情報の削除,投稿者に対する法的責任追及などに従事している。

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